先日、上京した折に上野の森美術館で、没後50年の藤田嗣治絵画展を訪れた。知らない画家だったが、今年見ておきたい絵画展に載っていたので、一人で行ってみた。乳白色の裸婦像に見覚えがあった。最近になって、その独自の色の出し方の秘密が分かってきたらしい。キャンパスの基本地の上にタルクを乗せてそのうえに彩色し墨で線を書く技法を編み出していた。戦争記録画を描いた事により戦犯扱いされてフランスに帰化して日本に帰ることはなかった。アッツ島の玉砕の絵の迫力に思わず立ちすくんで身動き出来なくなった。アンチエイジングの為にも好奇心を持ち続けて芸術にも触れていきたい。ビッケばあば